Δ型スリットダムの構造
Δ型スリットダムは、メインフレーム部材として2本の鋼管を使用し、これをΔ型に組み立てた透過型の鋼製スリットダムです。構造体の要であるフレーム鋼管の頭部接合には、メインフレーム結合材である鉄骨部材とコンクリートからなる鉄骨コンクリート構造(SC構造)を採用しています。フレームの基部は、水平梁である基礎フレーム材で連結し、その基礎フレームそのものを基礎コンクリート中に埋め込んでいることから、本体鋼製部はいわば鉄骨コンクリート基礎にしっかりと固定された形となっています。
Δ型スリットダムの特長
1.コンクリートの充填が対衝撃抵抗を高めています。
2,鋼管骨組を設置した中にコンクリートを充填施工するだけなので、鉄骨組立の特殊業者に頼む必要がありません。
3.材料の持つ特性を合理的に活用したハイブリッド構造を採用することで、加工の単純化による低コスト化が図られています。 |