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共生ダブルウォールの構造

 共生ダブルウォールは、上下流面を構成する壁面材を多段のタイ材で連結した中に、現地発生土砂などを中詰した構造で、その中身は全くの補強土工法です。補強土工法にはいくつかの工法がありますが、共生ダブルウォールは、多段に配置されたタイ材が壁面材を完全に拘束し中詰土砂をまんべんなく締め付けることによって補強する、いわゆる、外部拘束(External Confinement)タイプの補強土工法と言えます。

共生ダブルウォールの特長

1.中詰材料の選択の自由度が大きくなります。
2.フィルダム的な構造の自在性を持ち、柔軟で地盤に対する追随性に富みます。
3.フィルダムでは実現しない越流を許容できます。
4.ダムの目的・機能にあわせた多様の壁面材を選択することができます。
5.上流壁面に厚肉高強度部材を使用することによって、土石流衝撃力に対しても強い構造体となります。

共生ダブルウォールダム
 

共生スーパーセルの構造

 スーパーセルは、1m程度にセグメント化した直線形鋼矢板を千鳥配置に組み立てた壁面材(セル)の中に、現地で発生する土砂や礫を中詰めした構造物です。直線形鋼矢板セグメントは、ボルト締めや溶接などが一切不要で、鋼矢板の爪の嵌合だけの単純組立作業だけで構築できる、きわめてシンプルな構造物です。

共生スーパーセルの特長

1.中詰材料の選択の自由度が大きくなります。
2.フィルダム的な構造の自在性を有しているとともに、打ち込み式セルとの併用によって軟弱地盤においても適用可能となります。
3.地耐力不足の基礎地盤にはうってつけの工法です。
4.不透過型から透過型ダムまで用途が広がります。
5.転流工の計画が容易です。

共生スーパーセルダム
 

Δ型スリットダムの構造

 Δ型スリットダムは、メインフレーム部材として2本の鋼管を使用し、これをΔ型に組み立てた透過型の鋼製スリットダムです。構造体の要であるフレーム鋼管の頭部接合には、メインフレーム結合材である鉄骨部材とコンクリートからなる鉄骨コンクリート構造(SC構造)を採用しています。フレームの基部は、水平梁である基礎フレーム材で連結し、その基礎フレームそのものを基礎コンクリート中に埋め込んでいることから、本体鋼製部はいわば鉄骨コンクリート基礎にしっかりと固定された形となっています。

Δ型スリットダムの特長

1.コンクリートの充填が対衝撃抵抗を高めています。
2,鋼管骨組を設置した中にコンクリートを充填施工するだけなので、鉄骨組立の特殊業者に頼む必要がありません。
3.材料の持つ特性を合理的に活用したハイブリッド構造を採用することで、加工の単純化による低コスト化が図られています。

Δ型スリットダム